胡蝶蘭の管理方法
胡蝶蘭の育て方は難しい!?
胡蝶蘭は基本的には丈夫な植物です。
しかし、お客様からのお問い合わせで胡蝶蘭の育て方は難しいとよく聞きます。その理由はほとんどが、以下のような理由です。
1. 冬を越せなく枯らしてしまう
2. 直射日光を当てて葉焼けをおこして駄目にしてしまう
3. 水をたくさんあげすぎて、根を傷めて駄目にしてしまう
胡蝶蘭は、本来亜熱帯の木に着生して育つ「着生蘭」の一種です。
そのため、直射日光を嫌い風通しの良い場所を好みます。
元々着生で雨が降らないと水が得られない環境で生息していたため、根が太く、そこに水を蓄えることができるようになっています。
胡蝶蘭の水やりは控えめで良いのは、こんな理由からです。
正しい知識で胡蝶蘭を管理すれば、再び花を咲かせることも難しいことではありません。
開花時期のお手入れ
ギフト用のラッピングについて
胡蝶蘭は、開店祝いなどの贈答品として頂くことも多いでしょう。
贈り物の胡蝶蘭にはギフト用のラッピングを施されています。
株の健康の為、ギフト用の包装は10日前後で取り外すのが適切です。
いつまでも包装をそのままにしておくと、鉢内が蒸れてカビや根腐れなど病気の原因となります。
水やりについて
7〜10日に一回程度、各株の根元にコップ1杯の水を与えてください。
できれば暖かい時間に室温に近い温度の水やりが望ましいです。
受け皿に溜まった水は根腐れの原因になりますので捨てて下さい。
肥料について
基本的に開花時期にはあげないでください。
開花終了後、洋蘭専用肥料を月に1度3000倍位に薄めて設肥してください。
肥料を与えるのは3月〜9月の間だけで、冬場の寒い時期は避けてください。
置場所について
胡蝶蘭は風通しの良いところを好みます。
冬はともかく、春夏秋は通気のよいところに置きましょう。
直射日光は避け、レースのカーテン越しに日光があたるのが適当です。
15℃以上(最低10℃) 夏の高温時には霧吹きで葉水を与えて葉面温度を下げてあげることも大切です。
暖房、冷房の効いている部屋は、直接風が当たるのは避けて下さい。
開花終了後のお手入れ
花芽の切り方について
【すぐに花を咲かせたい場合】
2〜3節目でカットしてください。
切った下の節の所から新しい花芽が出やすくなります。
ただし、連続して花を咲かせると株の力が弱まるので、長く育てたい場合は根元からカットして下さい。
【株を健康に育てたい場合】
根元(2〜5cmくらい)でカットしてください。
根元から切った場合、株の力が蓄えられます。
株に力があれば秋に花芽が出始め春に花を楽しむことができ、長年にわたって花を咲かせられます。
⇒胡蝶蘭を購入する